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菰田誠の工務店日記

住まいについていろいろ考えます

冬でも暖かく過ごしてもらいたい

早いもので、1月もあっという間に終わってしまいそうです。

「関東の家は寒い」

これは、概して間違っていない話です。

「夏を旨とすべし」が、木造住宅の基本でしたので。


現状、熱の逃げる場所は、「窓」の比率が大きいです。

ですので、取り急ぎ、暖房費をおさえたい、暖かく過ごすのに

多少の手間がかかっても構わない!という方がもしいらっしゃれば、

暗くなったら、窓をキューワンボード(当社で使用している外張り用断熱材)で

塞いでみる!というのはどうでしょう?

これ、実際にうちでやってみようと思っています。

雨戸・シャッターは当然のように閉めている方は多いと思います。

しかし、雨戸もシャッターも断熱効果はほとんどなく、「防犯」の為のもの。

熱が逃げないようにするための行為ではありません。

もし、この「断熱材で塞ぐ」という行為が苦にならなければ、それは

「2014年に発売された 世界最高水準の断熱性能をもつサッシ・ガラス・・・ものすごく高い」

と比べても、はるかに効果的なのです。

そこで、比べようと、カタログを見ます。

すると

L社の世界最高水準の断熱性のサッシ 「熱貫流率 0.79W/㎡・K」と書いてあります。

そして断熱材のカタログを見ると

「熱伝導率 0.021W/m・K」と書いてあります。

単位が違うの単純な比較はできません。サッシはその組合せで性能を表示しているのですが

断熱材はそのものの性質での数字。これに厚さが厚ければ性能は増し、薄ければ下がります。


この「熱伝導率」で表示されている性能を、まず、「熱抵抗値」というのに直すと

厚さ(m)÷熱伝導率(W/m・K) すると 30mmの断熱材とすると

0.03÷0.021=1..42 (㎡・K/W) になります。

サッシの性能表示で使われている単位は 熱貫流率。

熱貫流率は、1/熱貫流抵抗 という関係。

熱貫流抵抗は ①室内側表面熱伝達抵抗+②各材料(断熱材など)の熱抵抗値の合計+③外気側表面熱伝達抵抗

で、①と③は決められた数値があるのでそれをあてはめると

0.11+1.42+0.11=1.64⇐これが熱貫流抵抗。

これを熱貫流率に直すと、熱貫流率=1/熱貫流抵抗なので、1/1.64=0.6097・・・≒0.61W/㎡・K

になるわけです。

この熱貫流率の単位 W/㎡・Kというのは、1㎡あたり、温度差1℃あたりに何Wの熱が伝わるのか=逃げるのか

という数字で、小さい方が、より熱が逃げない=GOOD

で、先ほどのサッシの性能

0.79W/㎡・K 

30mmのアキレスキューワンボード

0.61W/㎡・K

ということで、断熱材の方が高性能(当たり前ですが)なわけです。


ちなみにアルミサッシ単板ガラスの場合は 6.51W/㎡・K 。

1.8m×2mのサッシで、外気温3℃ 室温23℃とすると 温度差20℃として

3.6㎡×20×6.51=468W の熱が逃げていることになります。

アルミ単板ガラスサッシ+キューワン30mmで 0.55W/㎡・Kになるので

同じ条件でも39.6W と1/10以下になります(そこだけの話ですが)

あくまでの計算上の話ですが、まんざらでもない感じがしています。



採光を期待しない夜は、断熱材で窓を塞いで、省エネ快適生活

そんなスタイルもありかな なんて思います。ただし、意匠の問題 収納場所の確保が大変ですが☆ 
 


 
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  1. 2015/01/25(日) 20:41:14|
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